Mom to Mom 9月27日の学びから

正しい動機が身につくまで…

今回のMom to Mom では、「聖書に学ぶ子育てコーチング」第8章の終盤までやってきました。これまで、子どもに良い動機を持たせようとするとき、動機づけの発達にも段階があり、どの段階にも意味があって親はそのプロセスの中で順を追って導いて上げる必要があることを学んできました。動機づけの段階を一つずつ見ていくと、

1.罰への恐れ ←自分の行動がもたらし得る結果(罰)を恐れる

2.未熟な良心 ←自分に注意するお父さんやお母さんを内在化し始める

3.価値観と倫理観 ←教えられた境界線を親の真似ではなく自分の価値観として

           内在化し始める

4.成熟した愛、成熟した罪悪感 ←自分に取り込んだ境界線に沿って、他者への

                 思いやりを動機としながら行動できる

というものになります。それぞれどの子もはっきりと今この段階だと言うことは難しいし、次のステップに進んだと思ってもその次の瞬間に逆戻りしたような振る舞いをすることもあります。「理想ではそうだけど…」と親も呟きたくなるですが、この本の中ではっきりと「必ず、ここまで進めます」と書かれていたのには、励まされました。根気よく、ゆっくりと、がんばっていこうと思わされました。

キリスト教はルールがいっぱい?

 今日の学びの中でマタイ22章37節-39節のみことばを読む機会がありました。

最近、『キリスト教は「あれはダメ」「これをしなくてはいけない」とルールばかりで堅苦しいから嫌だ』という人たちがアメリカでも多くいるそうです。ですが、考えてみると食品の″賞味期限”もルールです。それは、私たちの体を守るために必要なものです。子どもにルールを与えるのも、その子にとって喜ばしいものではなかったとしても子どもを守るために必要なものだからです。だとしたら神さまが私たちに「あれをしてはダメ」とか「こうしなくてはいけない」と言われる時、それは神さまが私たちを愛して大切に思っていてくださるからに他ならないのです。

 マタイの福音書で、イエス様は、たくさんある律法は全て「心を尽くして神と人とを愛しなさい」という一つの原則に集約されると言われました。神さまは私たちを愛するが故に、私たちにも愛しなさいと言われる神さまです。神さまのルールにはあふれる愛がある!「はい!」と言いたくなりませんか?

 

~そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これが大切な第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっています。(マタイ22:37ー39)~